犬にヤクルトを与えても大丈夫!効果・量・頻度・誤飲時の対処法

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この記事の結論

・量と頻度を守れば、犬にヤクルトを与えても問題ない
・消化構造が人間と違うので、大きな効果は期待できない
・誤飲したら、すぐにかかりつけの獣医さんへ!

犬にヤクルトを与えても問題ないのか知りたい

このように犬にヤクルトを与えても大丈夫か知りたい方も多いのでは?

今回は、犬にヤクルトを与える際の効果・量・頻度と誤飲時の対処方法を解説します

この記事の監修者
福田 祥子

ブリーダー歴:30年
繁殖犬種;10種以上
繁殖頭数:3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。

犬にヤクルトを与えても問題はない

賛否両論あるヤクルトには、犬に害となるものは含まれていませんが必須でもありません

ヤクルトは一般的に乳酸菌が含まれており、人間の腸内環境をサポートします。

しかし犬の腸内環境は人間と異なるので、必ずしも同じ効果があるとは限りません

注意点として、ヤクルトに含まれる過剰な砂糖が犬の健康に悪影響を与える可能性があります。

健康的な食事管理をしている犬であれば、ヤクルトを与える必要はありませんよ!

犬がヤクルトを誤飲した際の対処方法

置いてあったヤクルトを犬が飲んでしまった…。

このように犬がヤクルトを誤飲した場合の対処方法は以下のようになります。

 

  1. プラスチックの容器を誤飲していないか確認
  2. 害になる成分はないが、飲んだ量に対する糖分量を把握する
  3. 経過を見つつ、心配であればかかりつけの獣医さんへ

ヤクルトには犬に直接栄養を与える成分はありませんが、容器やふたを同時に誤飲していないかはしっかり確認しましょう

ヤクルトには多くの糖分が含まれていますが、量自体が少ないので過剰摂取にはなりません。

犬にヤクルトを与える頻度・量

ヤクルト(ヤクルト400)1本(65ml)に含まれる主な栄養素は、以下の通りです。

カロリー約39 kcal
タンパク質約1.1 g
炭水化物(糖質)約8.0 g
ナトリウム約25 mg

また、ヤクルトには乳酸菌(ラクトバチルス ケースイ シロタ株)が約5,000億個含まれています

犬にヤクルトを与える量

犬にヤクルトを与える場合、犬のサイズや体重に応じて適切な量に調整するのが大切です。

小型犬1/4本程度
中型犬1/2本程度
大型犬1本程度

与える量を犬の健康状態や年齢、1日の運動量に合わせて調整しましょう

犬が初めてヤクルトを与える場合は、少量から始めて徐々に増やして様子を見ると良いです。

犬にヤクルトを与える頻度

健康な犬でヤクルトに含まれる成分が適している場合、毎日与えることができます

ただし過剰摂取には注意が必要なので、獣医さんの指示に従うことが大切です。

犬の健康状態や消化能力に合わせて、週に数回与えることも選択肢の1つ!

老犬や子犬にヤクルトを与えても問題ない?

老犬の消化器系は若い犬と比較して弱くなっているので、ヤクルトを与えるのは控えましょう

子犬の場合、まだ発育途中で消化器系が未発達なことがあります。

獣医さんと相談しながら、与える量や頻度を注意深く調整してください。

犬にヤクルトを与える3つのメリット

1. 腸内細菌叢の健康をサポートする

ヤクルトに含まれる乳酸菌は、腸内の善玉菌のバランスを整えることで消化器系の健康を促進します。

例えば、犬がストレスを感じたり、抗生物質を使用した場合など、腸内細菌叢が乱れることが!

ヤクルトを与えることで、腸内の善玉菌が増殖し、悪玉菌の増加を抑制することができます。

例えば、1日に数十億から数百億の乳酸菌を摂取することで、犬の腸内細菌叢が健康的な状態に保つことができるでしょう。

2. 免疫システムの強化

ヤクルトに含まれる乳酸菌は、免疫システムをサポートし、犬の抵抗力を高めることが!

例えば、乳酸菌が腸内で活動することで、免疫細胞の活性化や免疫応答の調整が促進されます。

ヤクルトに含まれる乳酸菌の摂取が、犬の免疫システムの働きを向上させ、感染症や病気に対する耐性を高めるのに最適です。

3. 消化器系の調整と健康維持

ヤクルトに含まれる乳酸菌は、消化器系の調整に効果的です。

例えば犬が消化器系のトラブルを経験した場合、ヤクルトを与えることで消化器系の健康を回復させることも!

また、ヤクルトには便秘や下痢の症状を改善する効果もあります。

ヤクルトに含まれる乳酸菌が腸内の環境を改善し、消化器系の健康を維持するのに、適切な量を定期的に摂取することが重要です。

犬にヤクルトを与える時の3つの注意点

1. 量を適切に調整する

ヤクルトを犬に与える際には、適切な量を調整することが重要です

与える量は犬の体重や健康状態に応じて変える必要があります。

小型犬1/4本程度
中型犬1/2本程度
大型犬1本程度

しかし、過剰な摂取は消化器系のトラブルを引き起こす可能性があります。

犬が一度に大量のヤクルトを摂取すると、下痢や腹痛などの消化器系の問題が発生する可能性があるので注意!

2. 添加物や砂糖の量に注意する

ヤクルトには砂糖や他の添加物が含まれている場合があります

これらの添加物や砂糖は犬の健康に悪影響を与える可能性があるため、量や種類に注意する必要があるでしょう。

例えば、犬に適した低砂糖のヤクルトを選ぶか、獣医師に相談して適切な製品を選ぶことが必要です。

また砂糖を過剰に摂取することで犬の肥満や歯の問題を引き起こす可能性もあるため、注意しましょう。

3. 獣医師の指示に従う

犬にヤクルトを与える際には、獣医さんの指示に従うことが重要です

獣医さんは犬の健康状態や栄養ニーズを評価し、適切な量や頻度をアドバイスしてくれます。

例えば犬が特定の健康上の問題を抱えている場合や、特定の状況下でヤクルトを与えることが有益であると判断された場合には、獣医さんが適切な摂取量や頻度を指示してくれます。

獣医さんの専門知識を利用して、犬の健康を最優先に考えることが大切です。

犬にヤクルトを与える方法

犬にヤクルトを与える方法は、まず適量を計測します。

その後、犬が受け入れやすいように、口に直接注ぐか、食事に混ぜて与えましょう。

獣医師の指示に従い、毎日与えるか週に数回与えるかを決定し、様子を見ながら適切な量を調整します。

犬が安全かつ快適に受け取れるようにし、ストレスを与えないよう心がけることが大切です。

まとめ

今回は、犬にヤクルトを与える際の効果・量・頻度と誤飲時の対処方法を解説しました。

飼っている犬にヤクルトを与えたいと考えていれば、かかりつけの獣医さんに一度相談してみましょう。

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