・犬に落花生を与えても問題ないが、メリットがない
・ハイカロリーの上、塩分やチョコレートを含む可能性があるのでNG
・誤飲時は、量と加工内容を確認する
犬に落花生を食べさせても問題ない?
このように犬に落花生を食べさられるか、誤飲した時の対処方法が気になる方も多いのでは?
今回は、犬に落花生を与えてはいけない3つの理由と誤飲時の対処法を解説します。
この記事の監修者
福田 祥子
ブリーダー歴:30年
繁殖犬種;10種以上
繁殖頭数:3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。
【実際】犬に落花生を与えても問題ない!?
犬に落花生を与えること自体に大きな問題はありません。
落花生は栄養価が高く、たんぱく質や脂肪、ビタミンE、ビタミンB6などを含んでいます。
ただしカロリーがかなり高いため、与え過ぎると肥満のリスクが…。
落花生が使われた加工食品には、塩分・砂糖・チョコレートなどが含まれていることがあります。
これらの成分は犬にとって有害であり、誤飲した際には注意が必要です。
犬が落花生を誤飲した時の対処方法
犬が落花生を誤飲したと気付いたら、誤飲した量やどのような加工がされていたか確認しましょう。
落花生がのどに詰まっている場合は、窒息の危険があるため獣医さんに連絡してください。
犬が落花生を誤飲した後、以下の症状が出た場合は、すぐにかかりつけ獣医さんに連絡しましょう。
- 吐き気
- 嘔吐
- 下痢
- 食欲不振
緊急性のある状況では、すぐに獣医さんに連絡し、指示に従うことが最優先です。
落花生などの小さな食べ物は、犬が誤飲するリスクがあります。これを防ぐためには、犬が食べ物に届かないように安全策を講じることが大切です。
犬に落花生を与えてはいけない3つの理由
高カロリーで肥満の原因に…
犬にとって落花生は高カロリーな食品であり、過剰摂取すると肥満のリスクが!
肥満は犬には、関節の負担が増え、関節疾患や糖尿病、心臓病などの疾患の発症リスクが高まります。
適量であれば落花生を与えること自体に大きな問題はありませんが、摂取量には注意が必要です。
高カロリーなおやつとして落花生を与えるのを避け、低カロリーで栄養成分が多く含まれているものにしましょう。
消化器系のトラブルを誘発
落花生は脂質や繊維が豊富であり、犬の消化器系に負担をかける可能性があります。
与え過ぎると消化不良や下痢を引き起こす可能性があるようです!
加工された落花生製品には塩分や砂糖、香料などが含まれることがあり、これらの成分も消化器系に悪影響を及ぼす可能性があります。
中には落花生とチョコレートを含む加工食品もあり、犬が誤飲すると命の危険もあるので気をつけましょう。
アレルギー反応を起こすことも…
落花生にはアレルゲンとなるタンパク質が含まれています。
主なアレルゲンは、アラチン、コンアリン、アラトイン、レジニンなどです。
これらのタンパク質が犬の体内に取り込まれると、免疫系が反応してアレルギー症状を引き起こす可能性が!
- 皮膚かゆみや発疹
- 顔や耳の腫れ
- 目のかゆみや充血
- 鼻水やくしゃみ
- 嘔吐や下痢
- 呼吸困難や咳き込み
上位のような症状が出た場合は、かかりつけの獣医さんに連絡し適切な処置をしましょう。
まとめ
今回は、犬に落花生を食べさせてはいけない理由と誤飲時の対処法を解説しました。
この記事を参考に愛犬が落花生を盗み食いをしないように対策しましょう。
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