・犬用の魚肉ソーセージを選ぶべき!
・サイズに合った量を週2〜3回与えられる。
・与えすぎると肥満の原因に…。
犬に魚肉ソーセージを与えても問題ない?
このように犬に魚肉ソーセージを与えたい飼い主さんも多いのでは?
今回は、犬に魚肉ソーセージを与える際の選び方・注意点・頻度・量を解説します。
この記事の監修者
福田 祥子
ブリーダー歴:30年
繁殖犬種;10種以上
繁殖頭数:3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。
犬に与える魚肉ソーセージの選び方
犬に人間用の魚肉ソーセージを与えてはダメ!
100g当たりの犬用魚肉ソーセージのカロリーと塩分量を人間用のものと比較すると…。
人間用 | 犬用 | |
カロリー | 約300kcal | 約100kcal |
塩分 | 1.5g程度 | 0.1g未満 |
人間用の魚肉ソーセージには、犬にとって必要以上の塩分が含まれています。
犬は塩分を処理する能力が人間よりも劣るため、過剰な塩分摂取は犬にとってかなり危険!
人間用のものは高カロリーなので、肥満のリスクを増加させる可能性があります。
肥満は、関節の負担や糖尿病などの疾患を引き起こす可能性がありますよ。
無添加の犬用の魚肉ソーセージを選ぶべき
塩分・添加物・カロリーの差を意識して、犬用の魚肉ソーセージを選択すべきです。
犬用の魚肉ソーセージは、犬の健康を考慮して塩分を控えめに調整されています。
適切なカロリー量で製造されていて、犬の体重を管理するのに役立つでしょう。
さらにオメガ-3脂肪酸を豊富に含み、皮膚や被毛の健康を促進し、関節炎などの炎症性疾患を予防する助けとなります。
犬に与える犬用魚肉ソーセージの量・頻度
犬用魚肉ソーセージの主な栄養素
100g当たりの犬用魚肉ソーセージの栄養成分はこちら。
カロリー | 約100〜200カロリー |
タンパク質 | 約10〜20g |
脂質 | 約5〜15g |
炭水化物 | 約1〜5g |
フィッシュオイル(オメガ-3脂肪酸) | 約0.5〜2g |
犬用の魚肉ソーセージには、ビタミンAやカルシウム、リン、マグネシウムなども含まれています。
犬に与える犬用魚肉ソーセージの量
犬に与える犬用魚肉ソーセージのサイズ別の目安はこちら。
小型犬(体重5〜10kg) | 約10〜20g |
中型犬(体重10〜25kg) | 約20〜40g |
大型犬(体重25kg以上) | 約40〜60g |
年齢や一日の運動量によって与えるようは変動するので、気になる方はかかりつけの獣医さんに相談しましょう。
犬に与える犬用魚肉ソーセージの頻度
小型犬から大型犬まで、1日に与える回数は通常2〜3回程度が適切です。
食事全体の5〜10%程度の量をドッグフードや食事の一部として与えるのが最適!
定期的な運動やバランスの取れた食事と併用して、適切な頻度と量で与えるようにしましょう。
犬用魚肉ソーセージを子犬や老犬に与えても問題ない
魚肉ソーセージはタンパク質が多く含まれているので、子犬に与えたい食品の一つです!
老犬は代謝が低下している場合があり、肥満や消化器官の問題に注意が必要ですが与えても問題ありません。
子犬にも老犬にも魚肉ソーセージを与える際は、細かくカットして食べやすくして与えましょう。
犬に犬用魚肉ソーセージを与える3つのメリット
オメガ-3脂肪酸の豊富さ
魚肉ソーセージには魚肉が含まれており、魚はオメガ-3脂肪酸の豊富な源です。
オメガ-3脂肪酸は犬の皮膚や被毛の健康を促進し、炎症を抑制する働きがあります。
特に炎症性皮膚疾患や関節炎を持つ犬にとっては、オメガ-3脂肪酸の摂取が重要です。
高タンパク質
魚肉ソーセージには魚肉から得られる高品質のタンパク質が含まれています。
タンパク質は犬の健康維持に不可欠であり、筋肉の成長や修復、免疫機能の維持に重要な役割を果たすでしょう。
ビタミンとミネラルの供給
魚肉ソーセージにはビタミンやミネラルが豊富!
特にビタミンDやビタミンA、カルシウム、リン、マグネシウムなどの栄養素が豊富に含まれています。
これらの栄養素は犬の骨や歯の健康をサポートし、免疫機能を強化する役割を果たします。
犬に犬用魚肉ソーセージを与える際の3つの注意点
ビニールの誤飲に注意
犬用の魚肉ソーセージはしばしば小さな袋や包装で提供されます。
これらのビニール袋や包装は犬が誤って食べてしまうと窒息や消化器官の損傷を引き起こす危険!
魚肉ソーセージを与える際には、必ず袋や包装を取り除いてから与えるようにしましょう。
与えすぎると肥満の原因に
魚肉ソーセージは美味しく、犬が喜ぶおやつですが、与えすぎると肥満の原因になります。
過剰なカロリーや脂肪を摂取することは肥満や関連する健康問題を引き起こす可能性が!
適切な量で与え、犬の体重と活動レベルに合わせて管理しましょう。
アレルギーに注意
犬用の魚肉ソーセージにはさまざまな成分が含まれているため、犬のアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
特に魚や添加物に対するアレルギーを持つ犬にとっては、注意が必要です。
初めて与える場合は少量から始め、犬の体の反応を観察しましょう。
万が一アレルギー症状が現れた場合は、直ちに獣医さんに相談してください。
まとめ
今回は、犬に人間用の魚肉ソーセージを与えてはいけない理由と犬用のものを与える量や頻度、メリットについて解説しました。
フードだけには飽きてしまった犬にはとっておきの食材な魚肉ソーセージを試してみてはいかがですか?
コメント