犬がスイカを食べても大丈夫！適切な量・頻度・メリット・注意点

犬にスイカを食べさせても大丈夫？

このように犬にスイカを与えたい飼い主さんも多いのでは？

今回は、犬に与えるスイカの適切な量・頻度・メリット・注意点について解説します。

この記事の監修者
福田 祥子

ブリーダー歴：30年
繁殖犬種；10種以上
繁殖頭数：3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。

犬にスイカを与えても問題ない！

暑い夏の日に、みずみずしいスイカは、犬にも安心して与えられることをご存知ですか？

スイカの種や皮は消化不良や腸閉塞の原因になることがあるため、必ず取り除いてから与えましょう。

スイカの甘みは犬にとっても魅力的ですが、糖分が含まれているため、過剰に与えないように気を付ける必要があります。

犬に与えるスイカの適切な量と頻度

犬に与えるスイカの適切な量

スイカを犬に与える際は、犬のサイズに応じて適切な量を守ることが重要です。

以下に、犬のサイズ別に適切なスイカの量をグラムで示しました。

これらの量は目安であり、個々の犬の健康状態やアレルギー反応を確認しながら与えてください。

最初は少量から始めて、犬の反応を観察することが大切です。

スイカはおやつとして与えるものであり、主食の代わりにはならないことを忘れずに。

犬に与えるスイカの適切な頻度

スイカは水分と糖分が多いため、週に1～2回程度が適切です。

頻繁に与えすぎると、糖分の過剰摂取やお腹を壊す原因になります。

犬の主食ではなく、あくまで特別なおやつとして楽しませてあげましょう。

子犬や老犬にスイカを与えても大丈夫？

子犬や老犬にもスイカを与えられますが、消化機能が弱いため少量から始めましょう。

種と皮は必ず取り除き、新鮮な果肉のみを与えてください。

糖分が多いので、頻度も控えめにしましょう。

体調に異変があればすぐに獣医さんに相談することが重要です。

犬にスイカを与える4つのメリット

スイカは犬の水分補給に最適

スイカの90%以上が水分で構成されており、特に暑い夏の日に犬の水分補給に役立ちます。

水分不足は熱中症や脱水症状を引き起こす可能性がありますが、スイカを与えることで効率よく水分を摂取！

愛犬が水をあまり飲まない場合でも、スイカの甘みと美味しさで自然に水分を補給することができ、健康を維持するのに役立ちます。

スイカは犬のビタミン補給に効果的

スイカにはビタミンA、B6、Cが豊富に含まれており、これらのビタミンは犬の免疫力を高め、皮膚や被毛の健康をサポートします。

ビタミンAは視力や細胞の健康に重要で、ビタミンB6は脳の発達と機能を養うことが！

ビタミンCは抗酸化作用があり、免疫力を強化するため、これらのビタミンを含むスイカは犬にとって理想的な栄養源となります。

スイカの抗酸化作用で犬の健康維持

スイカにはリコピンやシトルリンといった抗酸化物質が含まれており、これらは細胞のダメージを防ぎ、犬の健康維持に役立ちます。

リコピンは特に赤い果肉に多く含まれており、抗酸化作用によって炎症を抑えたり、心臓病やがんのリスクを低減する効果が！

シトルリンは血流を改善し、筋肉疲労の回復をサポートします。

スイカは低カロリーで犬の体重管理に最適

スイカは低カロリーでありながら栄養価が高いため、体重管理が必要な犬にとって理想的なおやつです。

肥満は関節問題や心臓病などの健康リスクを高めますが、スイカは少量でも満足感を与え、体重管理をサポートします。

おやつとして与える際にも、過剰なカロリー摂取を避けることができ、健康的な体型を維持！

犬にスイカを与える際の3つの注意点

スイカの種と皮は取り除いてから与えましょう

スイカを犬に与える際には、必ず種と皮を取り除くことが重要です。

スイカの種は消化不良や腸閉塞の原因となる可能性があり、犬の健康にリスクをもたらします。

さらに、スイカの皮も消化が難しく、同様に腸閉塞を引き起こすリスクが！

愛犬には果肉部分のみを与え、種と皮を完全に取り除いてから安全に楽しんでもらいましょう。

スイカは適量を守って与えましょう

スイカには糖分が含まれているため、犬に与える際は適量を守ることが重要です。

過剰に与えると肥満や糖尿病のリスクが増加する可能性があります。

犬のサイズに応じて適切な量を守り、スイカはあくまでおやつとして与えるようにしましょう。

バランスの取れた食事を心がけることが大切です。

スイカは常温に近い状態で与えましょう

冷たすぎるスイカは犬の胃腸に負担をかけることがあります。

そのため、スイカは冷蔵庫から出してすぐに与えるのではなく、常温に近い状態で与えることが望ましいです。

これにより、犬の消化器官への負担を軽減し、安心してスイカを楽しんでもらうことができます。

犬にスイカを与える方法

• スイカを洗う：スイカの外皮には農薬や汚れが付着していることがあるため、与える前にしっかりと洗いましょう。
• スイカを切る：スイカを半分に切り、さらに小さな部分に分けて扱いやすいサイズにします。
• 種を取り除く：スイカの果肉から種をすべて取り除きます。種は消化不良や腸閉塞の原因となるため、必ず取り除きましょう。
• 皮を剥く：スイカの皮も消化が難しく、腸閉塞のリスクがあるため、果肉のみを使用します。果肉を皮から剥き取りましょう。
• 小さく切る：果肉を犬が食べやすい一口サイズに切ります。小さく切ることで、誤飲や喉に詰まるリスクを減らせます。
• 常温に戻す：冷蔵庫から出したスイカは、少し常温に戻してから与えます。冷たすぎるスイカは犬の胃腸に負担をかけることがあるため、常温に近い状態が望ましいです。

まとめ

今回は、犬に与えるスイカの量・頻度・メリット・注意点について解説しました。

犬の健康的な食生活を保つために、この記事が役に立つように願っています。