・きゅうりを与える頻度は2〜3回がベスト
・きゅうりはダイエットに向いている
・与える際は必ず細かくカットする
犬にきゅうりをあげても大丈夫?
このように犬にきゅうりを与えてたい飼い主さんも多いのでは?
今回は、犬が食べるきゅうりの量・頻度・メリット・注意点について解説します。
この記事の監修者
福田 祥子
ブリーダー歴:30年
繁殖犬種;10種以上
繁殖頭数:3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。
犬にきゅうりを与えても問題ない!
きゅうりは低カロリーで水分が多く、夏の暑い季節(6月~8月)の水分補給とダイエットに最適!
きゅうりはビタミンKやカリウムが豊富で、健康維持にもってこいの食材です。
ただし与えすぎると消化不良を起こすので、適量を守り、皮や種は取り除いてから与えましょう。
犬に与えるきゅうりの量と頻度
犬に与えるきゅうりの量
犬のサイズ | きゅうりの量(グラム) |
---|---|
小型犬 | 20〜30g程度 |
中型犬 | 40〜60g程度 |
大型犬 | 70〜100g程度 |
注意点: これらの量は目安であり、初めてきゅうりを与える際は少量から始めて、犬の反応を見ながら調整することが重要です。
犬に与えるきゅうりの頻度
犬にきゅうりを与える頻度は、週に2〜3回が適切です。
きゅうりは低カロリーで健康的なおやつですが、過剰に与えると消化不良を引き起こすことが!
主食ではなく、あくまでおやつや補助食として少量を与えることが大切です。
子犬と老犬にきゅうりを与えても問題ない?
【結論】注意点を守れば、子犬や老犬にきゅうりを与えても問題ない!
子犬は消化器官が未発達な場合があり、老犬は消化機能が低下していることがあります。
どちらにも細かくきゅうりをカットして、食べやすく消化しやすくして与えましょう。
犬にきゅうりを与える3つのメリット
水分補給と低カロリーのおやつ
きゅうりは約95%が水分で構成されており、犬の水分補給に非常に適しています。
特に暑い季節には、きゅうりを与えることで熱中症予防に最適!
また、きゅうりは低カロリーで脂肪分が少ないため、体重管理が必要な犬やダイエット中の犬にとって理想的なおやつとなります。
低カロリーでありながら、犬に満足感を与えることができるため、健康的なスナックとしておすすめです。
ビタミンKとカリウムの豊富な供給源
きゅうりにはビタミンKやカリウムが豊富に含まれています。
ビタミンKは骨の健康をサポートし、血液凝固に重要な役割が!
カリウムは筋肉機能や心臓の健康維持に欠かせない栄養素で、適切な神経伝達や筋収縮を助けます。
消化器の健康をサポート
きゅうりに含まれる食物繊維は、犬の消化器系の健康を促進します。
適量の食物繊維は、便秘の予防や腸内環境の改善に効果的です。
食物繊維が豊富なきゅうりを与えることで、犬の消化器の機能が正常に保たれ、便通がスムーズになることが期待できます。
ただし、過剰に与えると消化不良を引き起こすことがあるため、適量を守りましょう。
犬にきゅうりを与える際の3つの注意点
種や皮を取り除く
きゅうりの種や硬い皮は、犬にとって消化しにくい場合があります。
特に小型犬や消化器が敏感な犬には、種や皮を取り除いてから与えることが大切です。
きゅうりの皮は硬く、子犬や老犬は特に消化不良を起こしやすいでしょう。
種は小さくても詰まりやすいため、取り除くことで安全に食べさせることができます。
無農薬のきゅうりを選ぶ
犬にきゅうりを与える際には、無農薬のきゅうりを選ぶことをお勧めします。
農薬が残留している場合、犬の健康に悪影響を及ぼす可能性が…。
特に小型犬や敏感な犬には、農薬の影響が大きく出ることがあります。
購入したきゅうりはしっかり洗い、農薬をできるだけ除去してから与えましょう。
可能であれば、オーガニックや無農薬のきゅうりを選ぶことが最善です。
アレルギー反応に注意
きゅうりに対するアレルギーは稀ですが、初めて与える際には少量から始めて、アレルギー反応がないか確認することが大切です。
アレルギー反応としては、かゆみ、発疹、嘔吐、下痢などが挙げられます。
これらの症状が見られた場合は、直ちにきゅうりの摂取を中止し、獣医さんに相談してください。
調味料や添加物を避ける
きゅうりを犬に与える際には、塩やドレッシングなどの調味料や添加物を避けましょう。
人間用に調理されたきゅうりには、犬に塩分の過剰摂取や肥満の原因になることが!
きゅうりはそのままか、蒸すなどしてシンプルに調理して与えるのが良いでしょう。
犬に与えるきゅうりの調理方法
- 無農薬のきゅうりを選ぶ 可能であれば無農薬やオーガニックのきゅうりを選び、農薬のリスクを減らしましょう。購入したきゅうりはしっかり洗ってから使用します。
- 皮と種を取り除く 消化を助けるために、きゅうりの皮と種を取り除きます。特に小型犬や消化器が敏感な犬には、これが重要です。
- 適切なサイズにカットする きゅうりを適切なサイズにカットします。犬の喉に詰まらないように、小さな一口サイズにカットすることが推奨されます。特に小型犬や子犬には、小さくカットして与えましょう。
- 生で与える きゅうりは生で与えるのが最も簡単です。生のきゅうりは栄養価が高く、水分補給にも優れています。
- 蒸すか茹でる 消化を助けるために、きゅうりを蒸すか茹でて柔らかくすることも有効です。蒸しすぎず、柔らかくなったら火を止めて冷まします。
- 調味料を使わない 犬に与えるきゅうりには塩やドレッシングなどの調味料を加えず、自然のままで与えます。調味料は犬の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
まとめ
今回は、犬にきゅうりを与える適切な量・頻度・メリット・注意点について解説しました。
きゅうりは犬の健康に良いので、旬の時期は積極的に与えたい食材の一つですね。
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