犬がうなぎ（鰻）を食べても大丈夫！タレは？適切な量・頻度・メリット・注意点

犬がうなぎを食べても大丈夫？

このようにうなぎを犬に食べさせたい飼い主さんも多いのでは？

今回は、犬に食べさせるうなぎの適切な量・頻度・メリット・注意点について解説します。

この記事の監修者
福田 祥子

ブリーダー歴：30年
繁殖犬種；10種以上
繁殖頭数：3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。

犬にうなぎを与えても問題ない！

うなぎは夏から秋が旬で、この時期に栄養価が高く、ビタミンAやD、そしてDHAやEPAなどの健康に良い成分が豊富です。

ただし、うなぎは脂肪分が多いため、与えすぎると肥満や消化不良の原因になることも…。

また、骨が細かく硬いため、調理方法に注意が必要です。

タレ付きや調味料はなるべく避け、うなぎの素焼きを与えるようにしましょう。

犬が食べるうなぎの適切な量と頻度

犬が食べるうなぎの適切な量

うなぎは脂肪分が多いので、少量を与えるのが理想的です。

食べる頻度や他の食事バランスも考慮して、適量を守りましょう。

犬が食べるうなぎの適切な頻度

うなぎは月に1〜2回が適切です。

脂肪分が多いため、頻繁に与えると肥満や消化不良を引き起こす可能性があります。

特に旬の夏の時期は栄養価が高いので、その時期に適切な量で与えると良いでしょう。

子犬や老犬がうなぎを食べても大丈夫？

うなぎは子犬や老犬にも与えられますが、量や頻度には注意が必要です。

子犬は消化能力が弱いため、少量を月に1回程度が理想です。

老犬は体調に合わせて、脂肪分が高いのでさらに控えめに与えるのが安全です。

犬にうなぎを与える3つのメリット

こちらがうなぎ100g当たりの主な栄養素を並べた表です。

良質なタンパク質が筋肉をサポート

うなぎには豊富なタンパク質が含まれており、犬の筋肉の発達や修復に最適。

特に、運動量が多い犬や成長期の子犬にとって重要です。

タンパク質はエネルギー源としても働き、活発な犬の健康維持に向いています。

健康な皮膚と被毛を促進する脂質

うなぎに含まれる豊富な脂質は、犬の皮膚や被毛を健康をサポート！

乾燥肌や毛がパサつく犬にとって、これらの脂肪酸は保湿効果も…。

また、脂質は免疫力向上にも役立ち、病気に対する抵抗力を高めます。

ビタミンAが視力と免疫機能をサポート

うなぎにはビタミンAが多く含まれており、犬の視力を維持！

老犬や夜盲症のリスクがある犬にとって、ビタミンAは視覚機能の維持にも良いでしょう。

また、ビタミンAは免疫力を強化し、感染症から守る働きもあります。

犬がうなぎを食べる際の3つの注意点

高脂肪のため、肥満に注意

うなぎは脂肪が豊富で、美味しさがある一方で、過剰に与えると肥満の原因に…。

特に、運動量が少ない犬や肥満傾向のある犬は要注意です。

適切な量と頻度を守りながら、記念日等にご褒美で与えましょう。

2. 骨が喉に詰まるリスク

うなぎの小さな骨は、犬が飲み込む際に喉に詰まる危険性があります。

特に小型犬や子犬の場合は、消化不良や窒息のリスクが高まるため、骨を取り除いた状態で与えるようにしましょう。

3. タレや調味料に注意

市販のうなぎの蒲焼きには、タレや調味料が使われているため、犬には適していません。

塩分や糖分の過剰摂取は、腎臓病や糖尿病を引き起こす可能性があるので、うなぎを与える際は必ず素焼きで与えましょう。

犬にうなぎを与える方法

• 新鮮なうなぎを選ぶ
  犬に与えるうなぎは、新鮮で品質の良いものを選びましょう。生臭さや変色がないことを確認するのがポイントです。
• 調理はシンプルにする
  うなぎを犬に与える際は、塩やタレを使わずに、素焼きにすることが最適です。調味料は犬の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、避けてください。
• 骨をしっかり取り除く
  うなぎの骨は細くて硬いため、犬が喉に詰まらせるリスクがあります。調理後に骨を全て取り除いてから与えるようにしましょう。

まとめ

今回は、犬に食べさせるうなぎの適切な量・頻度・メリット・注意点について解説しました。

愛犬の健康的で安全な食生活のために、この記事が役立ちますように！